Last up date: 2005/9/12(mon)日記




私達は一体、
生まれてからどれくらいの
くちづけをしてきたの だろう。

私達は一体、
どれくらいの愛を求めてきたのだろう





く ち づ け






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2005/9/12(mon)


9月11日

また私の誕生日がやってきた。
今年も「本当に」嬉しい、とは思えなかった。

やっぱり今年も姉の事を思い、涙した。



自分は歳をとるけれど、姉はもう歳をとることはできない。
成長もできない。


姉が亡くなった後、季節が変わったり新しい建物が建ったり等とにかく「新しく」なることが嫌だった。
全てにおいて。全ての「新しいもの」を恨んだ。
新しい音楽が出てもそれを姉と分かち合うことはできないし、新しい映画を観ても感想を述べられない。それは、とても苦しいこと。
新しいものが出る度に、「姉の知ることの出来ないものをこれ以上増やさないで」と願った。




それは無理なことだと、良く知っているけれど。




加えて、私の誕生日には他の悲しい出来事がある。
アメリカの同時多発テロだ。
アメリカに居た私は苦しんだ。
祝ってもらえない誕生日では嬉しくもないのは当たり前だけれど、自分自身、亡くなった人の苦しさや虚しさ、辛さ悲しみ、そして後悔の重さを先に考え、とても自分を祝う気にはなれなかった。

私の誕生日の日に、多くの人が涙したんだ。




それでも私は時を止めることは出来ない。
成長を止めることは出来ない。
私は生きているから。

私の側に居る大切な人達(家族や彼、友達など)を悲しませないため、頑張って生きて行かなくては。

もう、これ以上大切な人達を悲しませてはいけない。


涙させてはいけない。





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